******************* 電車運用 *******************
 05/07
 浜松上2   Z01  ※3790A - ※3931A
 浜松上2   J15  6770A - 7901A
 大一両所  Z17  8635A - 8636A - 8637A - 6960A
****************** 電車運用 終 ******************

 2008年のGWも気付けばあっという間だったように感じます。私は非鉄な用事がありGW中は1回も撮影に出れなかったのが悔しいところなのですけどね(汗)。でもその代わり、GW明けの05月07日に朝早くから浜松まで出撃。07日の浜工ではZ1編成の台検入場を皮切りに、多くの車両が入出場予定だったからです。当に『幹鉄春祭り2008』と言っても過言ではないような、そんな1日だったのではないかな。今回の記事は区分としては単なる撮影日記ですが、デザインに凝ってみたかったのでこのように特集として公開することにした訳です。
7-1.Z1編成台検入場を撮る
 自宅を06時頃に出発し浜工へ。現地に着いたのは08時過ぎ。最初の狙いは東二両から朝一で回送されてくるZ1編成でした。N700系量産第一号編成であるZ1編成が、今回初めてとなる台車検査を受けるために浜工へとやって来ます。Z1編成は落成が2007年04月なので、約1年ぶりの入場になりますね。08時18分、64Aが上りで通過して行くと遠くにZ1編成が登場。撮影場所は浜松上2のすぐ近くだったため、かなりゆっくりとした速度で減速しながら通過して行きました。 Z1編成がゆっくりと足元を通過
3931A →
 Z1編成の浜松上2入線を見届けると、すぐさま西伊場第一踏切へ移動して踏切横断に備えます。1番線に入線するとのことだったため、山側に待機。暫くすると遮断機が降下して、Z1編成が踏切へと差し掛かりました。
遮断機の降りた踏切に差し掛かるZ1編成

 ↑ 2枚とも、3931A
踏切を渡り終えた同編成を望遠で1枚

 


 ↑ 3931A 浜松工場入場
7-2.検修庫内で顔を合わせるN700系達
 Z1編成の入場を見届けると工場の東側の様子を見に行きました。東側からは01番線に鎮座するZ17編成と02番線で休憩しているZ0編成を確認。つまり…検修庫の中ではN700系が3本並んでいたことになります。あと数年で当たり前の光景となる訳ですが、今まだ珍しいですよね。 検修庫内で顔を合わせたN700系を敷地外より狙った
浜松工場周辺にて →
本音は庫内で撮りたいと思いつつも、外からどうにかして撮影。敷地外からだと障害物が多くて上手くは写らないのが難点です(汗)。
7-3.Virgin Running : Z17
 N700系の3本並びを撮影した後は再び西伊場第一踏切へと戻り、今度はZ17編成の出場を狙います。10時過ぎに軽快な警笛を響かせて01番線から同編成が登場。07日が本線初走行とだけあって、車体も非常に綺麗でした。警報機が鳴り、遮断機が閉まるといよいよ踏切横断の時。低速のため余程のことがない限りは失敗しないものの、それでもやはり緊張はしていましたね。真っ白な車体がとても眩しく感じたひと時でした。
いよいよ本線初走行の時を迎えるZ17編成 踏切に差し掛かる
7号車のロゴと編成表記

↑ 5枚とも、8635A
8号車@775-17

 
皆に見送られて試運転へ出発

 
7-4.Last Running : J15
 Z17編成の出庫を見届けると、次はすぐさま駅へと直行。まず最初は東上する6Aを下りホームから狙います。前走りの74Aで練習をしていざ本番。結果は…顔切れはしなかったものの、ちょっと早切りだったのが悔しいところですね(汗)。 6A@W1編成
6A →
さらに、浜松ならではのアクトタワーと絡めた構図にも挑戦。下り列車の方は一応見えることは見えるので何とか狙えますが、上り列車を横から狙ってタワーと絡めるのは画面に余裕がないため至難の業です。僅かでも切り遅れると通過列車が画角から消えてしまうという難易度の高い構図でした。今回は停車中の368Aを9218Aが追い抜いた瞬間を何とか写すことに成功。また次回も挑戦したいものです。
 こうして暫くの間は来る列車達を撮影しているといよいよJ15編成廃車回送の入線時刻となりました。まだまだ元気なのに、これが本線を走行する最後の姿になるのかと思うと寂しい限りですね。7901Aがホームを去ると、私もすぐさま踏切まで戻ります。
250km/hで通過して行く列車をこの位置で止めるのは至難の業

 ↑ 9218A & 368A
アクトタワーを横目にC49編成が浜松を通過

 ↑ 3123A   2枚とも、7901A ↑→
下1番線に入線するJ15編成
上1番線に停車中の548Aと絡めて1枚
7-5.最後のお見送り
 踏切に到着して暫くすると、12時50分に遮断機が降下しJ15編成がゆっくりとやって来ました。いよいよ最後のお見送りです。ここではとにかく形式写真や各車両のパーツなどを撮りまくっていたかな。座席区分も全車両が指定席の表示に切り替えられてあって、300系が第一線で活躍していた当時に想いを馳せることが出来たひとときでした。J15、お疲れ様。
踏切に差し掛かる

 ↑ 2枚とも、7901A
03番線に入線

 


 ↑ 7901A 浜松工場入場
7-6.Z17編成、帰還
 J15編成の最後の自走風景を見届けて感慨深い気持ちになったのも束の間、続いては10時過ぎに浜工を出て名電P2までの試運転を行ったZ17編成が帰還。こちらもお決まりの構図で先頭車両を撮影した後は、各号車の形式写真を撮っていました。
浜工にZ17編成が戻って来た

 ↑ 2枚とも、8636A
遮断機上昇後も望遠で1枚

 
7-7.Z0編成の構内試験とZ1編成の編成分割
 Z17編成の入庫を撮影すると漸く一段落といったところ。一休憩がてら居合わせた方々と話に華を咲かせていました。そして、次なる目的地へ向けて撤収がてら工場の東側へ。けれども、ここでZ0編成が加圧されていたことに気づきます。そのためその後の予定を急遽変更し、Z0編成が動くことを願いつつ暫しの間待機することに。すると、20分程経ったころでしょうか。案の定Z0編成が02番線から動き始めたのです。
 そこで、すぐさま西側へ移動し捕獲態勢を取りました。04月末に来た際は形式写真で失敗したので、まず第一発目はそのリベンジです。先頭を撮ったら、16号車までとにかく1枚づつ形式写真を撮っていたかな。踏切を渡り終えたZ0編成はそのまま浜松上2方面へ…は行かず、最後尾が踏切から数十メートル行ったところで停車。今度は16号車側が前照灯に切り替わり、再び入場の気配を見せます。暫くして車が捌けると案の定再び踏切が閉まって折り返し工場内へと戻って行きました。まさか2度も踏切横断が見れるなんて思ってもいなかったのでこれにはびっくりですね。
踏切に差し掛かるZ0編成
折り返して再び工場内へ 踏切を渡り終え、工場内へ戻る 後追いで狙う
 しかし驚くのはここからでした。02番線へと再び入庫したZ0編成が、5分と経たないうちにまた顔を出したのです。ただ、今度はポイントの手前で停車し検修庫の中へ引き返して行きました。その後も顔を出しては戻りを繰り返す同編成。そして20分程経つと、また踏切へと参上。これにはもう驚くしかありません。1往復目は形式写真を撮っていたので、次はパーツを撮りに専念していたかな。
 Z0編成特有のパーツの1つが12号車のパンタカバーです。5号車に搭載されているものが量産と同一仕様で、12号車のはZ0編成にしか付いていないものです。それ以外にも台車カバーが違ったりしていますね。ただ、一つ気になったのは5号車のパンタカバーの一部が新品に交換されていたことです。俯瞰撮影が出来なかったのは残念ですが、何となく5号車のパンタ周りに手が加えられているような気がしてなりませんでした。
再び出庫 5号車のパンタグラフは量産と同一仕様 12号車のパンタグラフはZ0編成特有のもの
再入場 後追いで1号車を狙った さらに後追いで
2往復目のZ0編成を撮り終えると、次は朝入場したZ1編成の編成分割作業が行われるとのこと。本当に慌ただしい1日です(汗)。牽引車に牽かれて第1、2ユニットが踏切を横断。N700系が自走以外で踏切を渡る光景を見るのは始めてだったため、何だか新鮮さを覚えました。この時点でダンパや幌などの部品はだいぶ取り外されていたのを確認しています。台車カバーや全周幌のないN700系には違和感が隠せませんね。8号車までを一旦02番線のZ0編成の前で留置しつつ、残りの第3、4ユニットを引き出してもう1回踏切を横断。さらに、ポイントを切り替えて車体上げ装置の置かれている検修庫の中へ。最後は02番線に留置してあった第1、2ユニットを再び1番線に戻すと、入れ替え作業も無事終了といったところかな。
牽引車に牽かれて出てきた1号車 幌やダンパは殆ど取り外されていた 一時的に02番線に留置
こうしてZ1編成の分割作業が終わる頃には陽もだいぶ傾いて来ていました。そして、07日の締めがこの日何度目の登場かもよく分からないZ0編成です。こんなにも沢山Z0編成が工場内で動いているのを見たのは初めてですよ。最後は場所を変えて雄踏街道側から狙っててみました。検修庫を出庫する様子を狙うのもなかなか良いものです。この構図は今まで1回も撮ったことがなかったので、新鮮に感じましたね。最後は02番線から05番線へと転線し、漸くパン下げ。これにて07日のZ0編成の活動も無事終了です。
02番線から出庫する 最後は構内移動 パンタを下ろしたのは18時頃だった

7-8.Z17編成の出場を見届ける
 Z0編成のパン下げを見届けると私も帰路に就きました。が、まだ07日の活動は終了ではありません。最後は途中の豊橋で昼間出場試運転を行ったZ17編成の大一両への送込回送を見届けて来ました。19時32分…下1番線へとZ17編成が滑り込んで来ます。こだまが上りホームに停まっていた関係で入線は東京寄りからしか撮れなかったのです、流し撮りで何とか捕獲に成功。後は、後追いで編成写真を撮ったりして発車まで過ごしいてたかな。
パンタを下ろしたのは18時頃だった

 ↑ 3枚とも、8637A
編成写真

 
編成表記と試運転幕

 
こうしてZ17編成の送込回送を見届けると、07日の私の活動も漸く終了です。

▼.あとがき
 今回の記事は区分としては単なる撮影日記ですが、デザインに凝ってみたかったのでこのように特集として公開するに至りました。振り返ってみると密度の濃い1日だったと改めて感じます。特にZ0編成があれだけ頻繁に動いたのを見たのは初めてだったので、とても嬉しかったです。07日にご一緒して下さった皆様、どうもお疲れ様でした。そして、ご一緒して下さってありがとうございました。また機会がありましたら、是非宜しくお願い致しますね。次回の『幹鉄祭り in Hamamatsu』は夏に行われる毎年恒例の一般公開イベント『浜松工場なるほど発見デー』でしょうか。今度こそは運転台見学の切符を手にしたいものですが、果たしてどうなることやら。
 これからもご来訪下さる皆様方のご期待に添えることが出来るように努力して参りますので、当サイトを末永く宜しくお願い致します。

2008.05.09 THE SUPER EXPRESS since 1964 管理人 YOS



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