*** CONTENTS ***
00.Prologue 01.March Onward 02.Try My Best-1st 02.Try My Best-2nd 03.Preparations 04.After the Gale
05.Mission Again 06.Quest for Dreams 07.Encounter 08.Endeavor to Fight 09.Decisive Stage 10.Return Match
11.Attack Agilely 12.Interception 13.Go on the Attack 14.Hard Fighting 15.Firsthand Inquiry 16.Attack Again
17.Fierce Battle 18.Miracles of God 19.Fierce Attack 20.After the Rubia 21.Confused Battle 22.Sneak Attack
23.Hot Pursuit 24.Immediate Attack 25.Heavily Chase 26.The Last Crusade 27.Epilogue  



*** 第22章〜第23章執筆にあたり ***
 2012年09月17日から22日に掛けてのE5系S11編成・E6系S12編成の撮影紀行が先の第17章〜第21章でした。あれから既に一年近く経つのですが、S11編成やS12編成を追い掛けた日々がついこの間のように感じられて仕方ありません。2012年末にはS11編成が遂に量産先行車としての役目を終え、量産化改造と全般検査のため仙総所に入場。同編成は二ヶ月の休みを経て、2013年02月28日にU1編成としての新たな門出を迎えました。03月17日にはE6系が待望の営業運転を開始し、茜翠の風吹く新幹線の新時代が到来。2013年08月末には、E6系も13編成にまで数を増やし、活躍の幅を広げています。中でも、05月末からは川崎重工で製造されたZ編成が甲種輸送で秋田車両センターへ搬入されるようになり、一層の注目を集めるようになりました。輸送当日の駅や沿線は、毎回多くの人々で大盛況だそうですね。
 しかしその一方で、長年秋田新幹線の主役の座を担ってきたE3系は、その役目を徐々にE6系へと引き継ぎ、運用を縮小。余剰となった編成は、各車両所より仙総所及び新一運へ回送され、廃車・解体の路を辿り始めました。中でも、新一運への廃車回送は、普段乗り入れない線区でR編成の最後の勇姿が見られるということで密かな話題になっていますね。また、量産先行車であるR1編成に関しては、惜しまれながら07月20日を以って営業運用から撤退。その後、仙総所内にて寂しくも09月初旬より重機による解体作業が行われました。
 他方、E6系の量産先行車S12編成はというと、改正後も"S12"のまま走行試験を継続。S11編成と同様に、大宮〜盛岡間にて毎日早朝から深夜まで走り込みを続ける日々が続いています。けれども、E6系の営業運転開始から既に半年が過ぎたこと、また、来春にはE6系の増備が完了する計画になっている点を踏まえれば、S12編成が量産先行車としての任務を終える日が近づいていることもまた紛れも無い事実でしょう。
 そこで、私も、E6系Z13編成の甲種輸送を始め、田沢湖線・奥羽線内で活躍を続けるE3系及びE6系量産編成や新幹線区間にて最後の追い込みを掛けるS12編成の勇姿を見届けるため、2013年07月25日から28日に東北地方へと出陣。三泊四日の旅程でその姿を記録して来ました。移動距離もそれなりにあったので、撮影時間は然程長くはなかったのですが、それでも密度は十分濃いかと思います。是非ともご覧下さいね。

 ということで、いよいよ本編の始まりです。今回の章では、S12編成以外の車両も沢山出て来ますので、どうぞお楽しみに〜。では、まず最初は2013年07月25日及び26日分の撮影紀行に当たる第22章『掩撃編』からお伝えするとしましょう。

25-1.日本海を北へ攻める
 25日は朝方に関西地方を出発。仲間の方の車に同乗させて頂き、名神〜北陸道〜日本海東北道経由で一路北東北を目指しました。16時頃には日本海東北道荒川胎内ICを通過したので、ちょっと足を伸ばして羽越本線沿線へ。この秋に車両更新が行われる『いなほ』を狙おうという魂胆です。引退が間近と聞けば、その勇姿を狙わない訳には行きません。
2007M 金塚〜中条間にて →   
 最初の金塚〜中条間の撮影地では、2007Mと2010Mを捕獲。配色の異なる編成が来てくれたので、嬉しく思います。単線区間は架線柱が片持ちなので、すっきりとした構図になるのが有難いですね。485系特有の顔つきが強調されたカットに仕上がりました。


 ↑ 2010M 中条〜金塚間にて


 ↑ 2012M 間島〜村上間にて
 金塚〜中条間で二本纏めて狙った後は急いで村上付近へと北上し、間島〜村上間の有名撮影地にて2012Mを迎撃。25日の2012Mには、貴重だと言われている国鉄色のT18編成が充当されていたので、運良く485系の全ての配色を押さえることに成功です。いやいや、寄り道して狙った甲斐がありました。
   ← 4096列車 越後寒川〜今川間にて
 2012M撮影後は越後寒川〜今川間の山に登ってEF510牽引の4096列車も捕獲。海沿いを走る勇姿を良い感じに記録出来ました。あと少し欲を言えば、晴れていてくれたら最高だったんですけどねぇ。でもまぁ、天気には逆らえないですから、そこは妥協することにしましょう。
 25日は4096列車の撮影で以って日中の活動を終了。あとは秋田市を目指して再び日本海側を北上しました。秋田市内に入ったのは23時過ぎだったかな。とにかく走り続けた一日ではありましたが、仲間の方との話に華が咲いたこともあり、とても楽しい一日でした。
26-1.早朝の一戦
 ところ変わって、ここからは07月26日の活動記です。26日の早朝は羽越本線桂根〜新屋間に陣を張っていました。狙うは上野発の寝台特急『あけぼの』号こと2021列車。ブルートレインも風前の灯状態ですので、狙える時に狙っておきたいものです。


 ↑ 2021列車


 ↑ 2091列車 2枚とも、桂根〜新屋間にて
 天候が少し心配されたものの、2021列車の通過時は何とか陽の光も射してくれ、無事満足のいくカットに仕上がりました。これで一安心です。カーブを行く長大編成の列車は、動きがあってカッコいいですよね。普段撮っていない列車だけに、新鮮なひとときでした。
26-2.一石二鳥を求めて刈和野へ
 2021列車の後ろを走る貨物列車を撮ったところで羽越本線での活動は終了。今度は決戦の舞台を奥羽本線に移します。いよいよ本番と言ったところでしょうか。始めは、現行のダイヤでも数少ないE6系同士の離合を刈和野で狙ってみました。通過時刻が上下ほぼ同時刻であることは把握していましたが、どちらで離合するかまでは分からなかったんですよね。なので、秋田寄りで離合すると賭けてそちら側のホーム端で臨戦態勢を整えたところ、その予想は見事に的中。下り3003Mは上り3030Mよりも一足早く構内を通過し、駅から秋田側に少し行った場所で3030Mと擦れ違いました。


 ↑ 3003M & 3030M


 ↑ 3030M
 奮闘の結果、何とか離合の様子を捕えることに成功。いやいや、予想が当たって良かったです。ただ、障害物が多いので、見栄え自体はイマイチなんですけどね…(汗)。今度狙う時にはもう少し撮り易い位置で擦れ違ってくれることを願うばかりです。
26-3.E3系、まだまだ元気です!
 刈和野での一戦を終えると仲間の方とは一旦お別れし、続いては2438Mで大曲へ。さらに、そこから角館行の1832Mで神代付近を目指して田沢湖線を北上します。乗り換え駅の大曲では、待ち時間を利用して3032Mも狙いました。さらに、途中の羽後四ツ谷でも待ち合い相手としてやって来たR19編成を撮影。こちらも良い感じの仕上がりになったので嬉しく思っています。ただ、角館から先は15時過ぎの840Mまで普通列車の設定がありません。そのため、終点の角館からはレンタサイクルを借り、暑さと闘いながら現地へと向かいました。


 ↑ 3032M


 ↑ 3029M


 ↑ 3025M
 道中、3029Mの通過時刻が迫って来たので、生田駅横に陣を構えて臨戦態勢を整えます。奮戦の結果、長閑な駅を通過する様子の記録に無事成功しました。神代に着くと一休憩挟んで3031Mを迎撃。こちらも迫力のある一枚に仕上がったので、嬉しく思っています。3035Mを捕えた後は、15時にあるE6系同士の交換まで休憩の時間。普段は1時間に1本しか来ないので、まったり撮影ですね。E6系並びを挟み、神代からは15時過ぎに撤収。雲行きが怪しかったので、3035Mは角館で狙うことにしました。
↑ 3031M       ↑ 3035M
 帰路の途中、生田付近まで来たところで案の定夕立が。一時的にかなりの雨量になったので、暫くは構内の待合室で雨宿りしていました。駅まで無事帰り着くのか心配にもなりましたが、幸いにもすぐに小康状態になってくれ、何とか3035Mの入線までには駅に帰還。これで一安心です。因みに、3035Mの入線の充当編成はR15編成でした。
    ← 3014M
 角館での最後の獲物は、乗車予定でもあった3014Mです。到着少し前からすぐそこが霞むほどの豪雨になり、半分濡れながらの撮影でした。苦労を強いられましたが、大雨の中を懸命に走る勇ましいカットに仕上がったので、頑張った甲斐がありましたよ。
 Z2編成の入線を撮り終えると、急いで反対側のホームに戻って同編成に乗車。仙岩峠を越え、一路盛岡を目指します。丸一日撮影三昧…という訳ではありませんでしたが、それでも田沢湖線内で今まで殆ど撮影したことが無かった自分にとっては、有意義な一日になりました。
26-4.再会
 盛岡では所用を済ませた後、20時前に再び新幹線ホームへ。いよいよS12編成との再会の時です。長期に渡る耐久試験も大詰めを迎えている同編成は、最近は土日も関係無しにほぼ毎日のように走り込みを続ける日々を過ごしています。そのため、車体の汚れ具合も半端無いことになっていました。如何に毎日長い距離を走り込んでいるかが一目見て分かりますね。確かに、『汚れが酷い』というとマイナスな印象になりがちではあるものの、表現を変えればそれは苦労の証とも言えるはず。これも試験車両特有の姿だと思えば、寧ろ逆に良い記録なのかもしれません。
   ← 9889B
 ダイヤ改正までは下本線での折り返しだったのですが、改正後は上本線に変更になったようです。盛岡入線は旧S11編成との併合運転時にも撮影したことがありますが、入線番線が変わったこともあって、新鮮な気持ちで迎え撃てました。03月にE6系が営業運転を開始したことで、もういつ量産化改造に入ってもおかしくないS12編成。第21章の執筆を終えた際に掲げた切なる願いを無事に果たすことが出来、とても嬉しく思っています。
 入線時に新青森方で編成写真を押さえた後は、秋田からやって来た3020Mとの並びを撮影。それが終わると今度は11号車付近に向かい、パーツ撮りに励みました。暫くして11号車側が前照灯に変わると、そちら側からの編成全景も忘れずに記録します。
   ← 9890B
 公式試運転翌日の2010年07月07日にこの盛岡で撮られたカットを見て以来、いつかは撮りたいと思っていた一枚がこれです。ごく普通の編成写真ではありますが、運転台窓部の"S12"の文字もはっきりと識別出来ますし、何よりもすっきりとした一枚に仕上がったかなと思います。11号車側からの編成写真は単独運転時にしか撮れませんし、そう言った意味でこの一枚が撮れただけでも良い収穫になりました。
 一方で、26日のこの時間帯にはもう一本注目すべき列車が下1番線に停まっていたんですよね。それが足慣らし試運転中のZ12編成です。S12編成の少し後ろを走っていたようで、10分少々の時間差で下1番線へ入線。こちらも折り返し準備のため、40分近く同番線に停まっていました。
 E6系が単独で二編成もいると、何だか非日常的で違和感を覚えますね。発車順序としてはS12編成が先だったため、上本線からS12編成が動き出したところを狙って、Z12編成と絡めてみました。並びと表現するには少し無理があるような気もしますが、E6系同士の貴重な共演を記録出来たことは間違いないので、まぁ良しとしましょう。後発のZ12編成は、S12編成が盛岡を発った10分後に下1番線を後にして仙台に向けて出発。それを見送ったところで、私の26日の活動もやっと終了です。あとは宿を手配してあった北上へと急ぎ、翌日の活動に備えました。




 
ということで、第22章『掩撃編』は以上になります。25日、26日の二日間はこうして振り返ってみても本当に密度の濃い二日間でした。遠征後半の27日、28日の活動は、章を改め次の第23章『急追編』にてお届けします。27日は午前中にS12編成の試運転を撮影し、午後は再び奥羽本線へ。さらに、2013年07月の東北遠征最終日の28日には、いよいよE6系Z13編成の甲種輸送を追い掛けます。まだまだ見逃せない内容となっていますので、次の第23章『急追編』も、是非続いてどうぞ〜。

*** 第22章 掩撃編 終 ***



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