|
3-1.JAL4311(CRJ200 - JA209J): 名古屋小牧07時20分発→秋田08時30分着 | ||
03日は05時過ぎに自宅を出発して名古屋小牧空港へ。ただ、この日は発達した低気圧の影響で未明から天候が荒れ、名古屋市内でも局所的に豪雨になっていたり強風が吹き荒れていたりとなかなか派手な状態でした。そんな中06時半頃に空港へ到着した私は、JAL4311便への搭乗手続きを済ませて出発ロビーへ。すると、そこで搭乗予定のJAL4311便が『秋田上空の天候によっては名古屋へ引き返すこともあり得る』という条件付きの飛行になっていることを知ります。とは言え、天気ばかりは仕方ないですからそうならないよう唯々願うしかありません。 |
07時を過ぎると空も徐々に明るくなり、手持ちでも何とかまともな写真が撮れるまでになりました。今回搭乗したCRJ-200のような小型機はタラップを使って搭乗するため、乗る前にかなり近い位置から撮影出来るのが嬉しいですね。大型機では殆どの場合ボーディングブリッジから直接搭乗してしまうため、地上から写真を撮ることは出来ませんし。搭乗時はそれまで降っていた雨も止んでくれたので助かりました。 |
07時20分、定刻に名古屋小牧空港を離陸したJA209Jはみるみるうちに高度を上昇。地上の景色があっという間に遠のいて行きます。離陸して暫くは暑い雲の中を突っ切っていましたが、そこを抜けると辺りには一面に澄み渡る青空が広がります。飛行機から見る青空は気持ちの良いものですね。一旦ベルトサインが消えてから着陸態勢に入るまでの間は移り行く外の景色を撮影しながら空の旅を楽しんでいました。ただ、上空の天候も決して穏やかではなく一定の高度に達した後も機体は何回か雲の中へと突入。その度に結構揺れていたように思います。大荒れの天気を齎す様な巨大な雲がかなり高いところまで出来ていたため、ベルトサインも殆ど付きっ放しでした。それでも、秋田上空の天気は比較的穏やかだったため、当初心配されていた事態にはならなくて良かったです。無事降り立つことが出来、一件落着といった感じでしたね。 |
因みに、目的地が青森県なのにも関わらず秋田空港を選んだのは、2010年10月末で名古屋中部⇔青森便(JAL)が運休になってしまったことによるもの。そのため、中部地方から航路を利用して青森県へと向かうには名古屋小牧⇔秋田(JAL)か名古屋中部⇔函館(ANA)に乗り、残りの区間を鉄道若しくはレンタカーで移動するしか選択肢が無くなってしまったのです。それならば無理して飛行機を使わなくても…というような気もしますが、実は先特割引+レンタカーと新幹線+レンタカーの値段を比べるとあまり変わらなかったんですよね。そして、前者の方がいち早く東北地方へ入ることが出来るので、そういった経緯から今回は秋田空港を起点に動くことにしたのです。 |
3-2.雨降りの仙岩峠にて | ||
秋田空港へと定時に到着するとそこからレンタカーを借りて東へ向かい、まずは秋田県と岩手県の県境である仙岩峠へ。田沢湖線沿線には今まで出向いたことが無かったので、せっかくの機会にと思い敢えて少しばかり遠回りして青森県へと向かうことにしたのです。 |
↑ 3007M |
|
↑ 3014M 3枚とも、田沢湖〜赤渕間にて |
↑ 3012M |
仙岩峠では二時間程撮影を楽しんでいたかな。雨模様だったこともあって、生保内川もかなりの濁流でした。本当は雪化粧をした山々と絡めてみたかったのですが、12月初旬だったこともあって、まだ時期が早過ぎたようです。もう二週間遅ければ良い感じの積もり具合だったのでしょうけどね。それでも、初となる田沢湖線での撮影は実りあるものだったと思っています。 |
『新青森開業準備駅』という看板も貴重な記録です。開業前夜だけあって、私と同じように駅の様子を窺いに来る方も結構居ました。また、私がここを訪れたのは18時頃でしたが、その時既に翌朝発売の記念入場券を買うために並んでいる方が二名程。これには唯々驚くばかりでしたね。 |
3-4.惜別、八戸行特急列車 | ||
↑ 98M |
新青森駅での撮影を終えると、一旦ホテルへ向かいチェックイン。その後今度は青森駅に出向き、12月03日を以って見納めとなる八戸方面への特急列車を狙います。最終日なだけあって、青森駅にも沢山の方々が485系やE751系などの勇姿を捕えるべく撮影に来ていました。 | |
↑ 98M & 23M |
↑ 23M |
特に、E751系は03日を以って定期運用から一時離脱することが決まっていたため、東北本線を走る最後の姿を狙おうと出動されていた方も多かったと聞きます。私もライトアップされた青森ベイブリッジとE751系とを絡めて撮影してみたいなぁと思っていたところだったので、23MでE751系がやって来てくれたのは幸いでした。しかもその後八戸行の485系と並ぶとあれば、もう申し分ありません。実は時刻表をよく見ずに出撃していたので、こうした並びがあることはホームの電光掲示を見るまで気付いていなかったんですよね(汗)。何とも得した気分になりました。 |
19時代のE751系と485系の並びを撮影し終えると、駅の雰囲気を撮りつつ改札口へ。『白鳥 八戸』という案内表示もこの日で見納めかと思うと、何だか少し寂しさも覚えました。また、改札口の案内表示には既に『東北本線』の文字はなく『青い森鉄道線』に。いつからこの組み合わせだったかは知りませんが、『青い森鉄道線』の案内で特急の案内があるのは何だか違和感がありますね。ひょっとしたらこれも開業前夜にしか見られなかった光景なのかもしれません。 |
▼ |
開業前夜の活動は以上です。本当は折角なので『はまなす』なども撮りたかったのですが、12月04日は未明から新青森で改札が開くのを待つつもりだったため、体力温存のために今回は早めに切り上げました。また機会があれば狙ってみたいものです。そして、いよいよ翌12月04日は東北新幹線の全線開業当日です。04日は04時前に新青森へと入り、万全の態勢でセレモニーや一番列車の出発を見届けて来ました。そんな12月04日の活動を綴ったのが次の第二部『尽力編』ですので、引き続いてどうぞ〜。 |
*** 第一部 臨戦編 終 *** |
|
TOP | CLOSE | NEXT |