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続く第5章『夢追編』は2011年新春第三回目の山陽遠征にでの後半戦を記した撮影紀行です。本章も朝焼けの中を行く800系や、下本線を華麗に駆ける100系の姿など見どころ満載の仕上がりになりました。またK53編成撮影後には下関市内や宇部市内でも活動を続けたので、そんな奮闘の様子も併せてご覧下さい。 |
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22-1.朝焼けと共に |
明けて22日の早朝は小倉に展開。前二回では新下関で滞泊中のU9編成を狙うのみに留まっていたのですが、今回は思い切って九州入りしてみることに。小倉には06時過ぎに入り、U9編成の到着を待ちました。 |
↑ 5889A |
↑ 853A |
徐々に東の空が明るくなって来た07時前、熊総車への帰路へ就くU9編成が下本線に入線。幸い空の色が一番綺麗な時刻にやって来てくれたのはありがたかったです。停車時間が短かったのは残念ですが、それでも出向いただけの成果はあったと思います。その後はU9編成の後追いで博多へと下るV2編成を狙い、小倉からは撤収しました。 |
22-2.Interception : K53 - 8895A |
小倉を出て新下関へ戻った私は、次なる獲物を迎え撃つべく休む間もなく臨戦態勢を整えました。続いて狙うは、前夜からのU9編成の擦れ違い試験で相手役を務めたK53編成の返却回送です。新山口で夜を明かしたK53編成は日の出と共に一旦広運へと向かい、その後折り返し博総車へ帰還するような運用が組まれていました。しかも、新山口⇒広運と広運⇒博総車の回送はどちらも久々の通電ダイヤでの走行。となれば、駅で狙うのがやはり一番です。09時半過ぎ…晴れたり曇ったりを頻繁に繰り返す中、K53編成が構内へと突入して来ました。 |
← 8895A |
晴れたり曇ったりを頻繁に繰り返す天気で、通過直前まで車体にしっかりと陽が射してくれるのか気が気でなかったのですが、無事迎撃に成功。斑模様にならなくて本当に良かったです。ただ、このカットは画面左側を少しばかりトリミングしたものなので、もう少し手前まで引き付けられたらなお良かったんですけどね。こうして新下関での一戦を終えると、駅を出て徐々に東へ向かいながら沿線の撮影地へと繰り出しました。 |
22-3.沿線を東へ |
駅を出て最初に向かった先は15日にも訪れた下関市内の撮影地です。ここでの目標はS編成の広運への臨時回送。到着後ほぼ一発本番の状態で狙う感じだったので緊張しましたよ。 |
↑ 8896A |
↑ 742A 2枚とも、新下関〜厚狭間にて |
やって来たのはS2編成でした。陽の光も雲に隠れず、満足のいく一枚に仕上がったと思います。さらに、その20分後には742AでP9編成が東上。ただ、こちらは太陽の機嫌が悪く、残念ながら陽射しは当たらず終い…(汗)。悔しいですが、こればかりは仕方ないですね。下関市上空では時間が経つに連れ雲の量も増えて来ていたので、ここでの活動は742Aで終了。次の744Aは宇部市内の撮影地へと移動して迎え撃つことにしました。 |
22-4.締めの徳山 |
新山口でS5編成と一戦を交えた後は、748Aに乗車し隣の徳山へ。徳山では日没少し前にやって来る754Aと7169Aを標的にのんびりと撮影を楽しんでいました。因みに、300系は03月12日のダイヤ改正を以って山陽新幹線に直通する臨時『のぞみ』から撤退してしまったので、営業運用で本線を駆け抜ける姿も既に過去帳入りしています。 |
↑ 568A |
↑ 754A |
↑ 7169A |
撮影途中には曇ってしまった時間帯もありましたが、最後は夕陽に照らされるK58編成や本線を疾走するJ30編成の勇姿を無事押さえることが出来たので、夕暮れまで活動した成果は得られたと思いますね。あとは撮影した754Aに乗車して福山へ移動。最後に検測機器確認の試運転で博多へと爆走するT4編成を失敗覚悟で流し撮りし(←案の定撃沈…(汗))、中部地方へと帰還しました。 |
*** 第5章 夢追編 終 *** |
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