*** CONTENTS ***
01.Meet Again 02.Fierce Battle 03.Try My Best 04.Miracles of God 05.After Miracles 06.Interception
07.Decisive Stage 08.After the Swallow



 続く第5章『夢追編』は2011年新春第三回目の山陽遠征にでの後半戦を記した撮影紀行です。本章も朝焼けの中を行く800系や、下本線を華麗に駆ける100系の姿など見どころ満載の仕上がりになりました。またK53編成撮影後には下関市内や宇部市内でも活動を続けたので、そんな奮闘の様子も併せてご覧下さい。

*********************** 電車運用 ***********************
 01/22
 熊本総車
 U09  5889A
 博多総車
 K53  8894A - 8895A
*********************** 電車運用 終 *********************

22-1.朝焼けと共に
 明けて22日の早朝は小倉に展開。前二回では新下関で滞泊中のU9編成を狙うのみに留まっていたのですが、今回は思い切って九州入りしてみることに。小倉には06時過ぎに入り、U9編成の到着を待ちました。


 ↑ 5889A


 ↑ 853A
 徐々に東の空が明るくなって来た07時前、熊総車への帰路へ就くU9編成が下本線に入線。幸い空の色が一番綺麗な時刻にやって来てくれたのはありがたかったです。停車時間が短かったのは残念ですが、それでも出向いただけの成果はあったと思います。その後はU9編成の後追いで博多へと下るV2編成を狙い、小倉からは撤収しました。
22-2.Interception : K53 - 8895A
 小倉を出て新下関へ戻った私は、次なる獲物を迎え撃つべく休む間もなく臨戦態勢を整えました。続いて狙うは、前夜からのU9編成の擦れ違い試験で相手役を務めたK53編成の返却回送です。新山口で夜を明かしたK53編成は日の出と共に一旦広運へと向かい、その後折り返し博総車へ帰還するような運用が組まれていました。しかも、新山口⇒広運と広運⇒博総車の回送はどちらも久々の通電ダイヤでの走行。となれば、駅で狙うのがやはり一番です。09時半過ぎ…晴れたり曇ったりを頻繁に繰り返す中、K53編成が構内へと突入して来ました。
   ← 8895A
 晴れたり曇ったりを頻繁に繰り返す天気で、通過直前まで車体にしっかりと陽が射してくれるのか気が気でなかったのですが、無事迎撃に成功。斑模様にならなくて本当に良かったです。ただ、このカットは画面左側を少しばかりトリミングしたものなので、もう少し手前まで引き付けられたらなお良かったんですけどね。こうして新下関での一戦を終えると、駅を出て徐々に東へ向かいながら沿線の撮影地へと繰り出しました。
22-3.沿線を東へ
 駅を出て最初に向かった先は15日にも訪れた下関市内の撮影地です。ここでの目標はS編成の広運への臨時回送。到着後ほぼ一発本番の状態で狙う感じだったので緊張しましたよ。


 ↑ 8896A


 ↑ 742A 2枚とも、新下関〜厚狭間にて
 やって来たのはS2編成でした。陽の光も雲に隠れず、満足のいく一枚に仕上がったと思います。さらに、その20分後には742AでP9編成が東上。ただ、こちらは太陽の機嫌が悪く、残念ながら陽射しは当たらず終い…(汗)。悔しいですが、こればかりは仕方ないですね。下関市上空では時間が経つに連れ雲の量も増えて来ていたので、ここでの活動は742Aで終了。次の744Aは宇部市内の撮影地へと移動して迎え撃つことにしました。
    ↑ 744A ↑ 560A   
 宇部市内は比較的雲の量も少なく、V3編成が充当されていた744Aも無事陽の光の下で捕獲に成功。やはりこちらに移動して正解でしたね。前走りの560Aも良い感じに撮れたので満足しています。744Aで東上するV3編成を無事捕えると、その10分後にやって来た825Aも併せて撮影。
825A 3枚とも、厚狭〜新山口間にて →   
 K編成もFG塗装の編成は青白塗装の編成よりも一足先に現役引退の時を迎えるでしょうから、悔いの残らないように機会を見つけて可能な限り追い掛けたいものです。
 その後は新山口でレンタカーを返却し、広島〜博多間で関係者向けの試乗会を行っていたS編成を狙いました。ただ、こちらは通過前に曇られ無念の撃沈…(汗)。まぁ、充当編成がこれまでにも何回も撮ったことのあったS5編成だったので、諦めは潔く付きましたけどね。
22-4.締めの徳山
 新山口でS5編成と一戦を交えた後は、748Aに乗車し隣の徳山へ。徳山では日没少し前にやって来る754Aと7169Aを標的にのんびりと撮影を楽しんでいました。因みに、300系は03月12日のダイヤ改正を以って山陽新幹線に直通する臨時『のぞみ』から撤退してしまったので、営業運用で本線を駆け抜ける姿も既に過去帳入りしています。


 ↑ 568A


 ↑ 754A


 ↑ 7169A
 撮影途中には曇ってしまった時間帯もありましたが、最後は夕陽に照らされるK58編成や本線を疾走するJ30編成の勇姿を無事押さえることが出来たので、夕暮れまで活動した成果は得られたと思いますね。あとは撮影した754Aに乗車して福山へ移動。最後に検測機器確認の試運転で博多へと爆走するT4編成を失敗覚悟で流し撮りし(←案の定撃沈…(汗))、中部地方へと帰還しました。

▼.第4章〜第5章執筆を終えて
 01月21日から22日に掛けての第三回目の遠征では、800系と100系、そして100系と500系の共演に立ち会えたことがやはり何と言っても一番の収穫でした。特に前者の共演は最初で最後の機会となる可能性が高かったので、撮影出来て嬉しく思っています。三週連続の県外出撃は2009年02月の九州→東北→九州と遠征した時以来。非鉄な用事の合間に休みなく動いていたので色々と大変でしたが、何とか出撃態勢を整えられたことに大いに有難味を感じた二日間でもありました。
 けれども、一連の山陽地方への遠征はこれでも漸く折り返し地点を過ぎたところなのです(汗)。これだけ出向いてもなお、まだ記録すべき光景は尽きませんでした。それ故、この一週間後の01月28日〜30日にもまた出動準備を整え、新山口界隈へと再び出陣することになります。
今度は深夜帯走行試験を一通り終え、日中に走行試験を始めたU9編成を狙って来ました。走行試験の行路は新下関〜新山口間を6往復するお馴染みの運用。中日の29日は朝から夕方までU9編成をとにかく狙い続けた忙しい一日だったように思います。そんなU9編成の貴重な日中走行の様子を捕えた撮影紀行が続く第6章『迎撃編』及び第7章『決戦編』です。では、引き続いてどうぞ。

*** 第5章 夢追編 終 ***



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