*** CONTENTS *** Preparations Costarring


 2008年01月09日から全般検査のために博総車へと入場していたW1編成。N700系の増備に伴ってW編成は既に順次短編成化改造工事に回されているため、W編成として全検が実施されるのも残り僅かとなって来ています。今回の全検もW1編成としては最後のものとなったことでしょう。他方で、新山口往復の出場試運転は折り返し時に500系充当の17Aを待避するような形でダイヤが組まれていました。つまり、今回はW編成同士の貴重な共演も見られたのです。もうこうなれば出撃しない訳にはいきません。そこで、去る02月19日の出場試運転に合わせて彼ら16両500系の勇姿を少しでも多く捕らえるべく、日帰りで山陽地方へと出陣して来ました。最初の『臨戦編』は決戦の地へ赴く際に撮影した写真を集めた紀行文。そして、W編成同士の共演を綴ったのが次の『共演編』になります。両者とも見応えたっぷりな内容ですので、是非ともご覧下さいね。

 では、まずは最初は『臨戦編』からです。

******************* 電車運用 *******************
 02/19
 博多総車  W01  ※4918A - ※4919A
 東一両所  W08  1618A1-   17A -   42A - 1643A1
****************** 電車運用 終 ******************

19-1.予想外の滞泊者
 19日は少しでも現地滞在の時間を作ろうと、59Aで名古屋を発つことにしていました。始発電車に乗って名駅に入り、いざ新幹線ホームへ上がります。時刻は06時10分頃だったでしょうか。とりあえず発車前に上りホームの様子を確認しようと階段を上がります。そして、何気なく本線の発車案内を見るとそこには何と想定外の『回送』表示。これには驚きましたね。しかも、ホームに上がると既に列車が停まっており、それがZ0編成ともなれば撮影せずに素通りは出来ません。

←↑ 3枚とも、7892A
59Aの発車時刻は刻々と迫って来ていたのですが、それでも多少は撮影することに成功。とにかく59Aの発車時刻を気にしつつも撮れるだけ撮っていたかな。特に、最近話題になっていた擦れ違い試験用の測定装置だけは念入りに記録しておきました。
19-2.59A(Z5編成): 名古屋06時16分発→新大阪07時06分着
 名古屋で慌ただしくZ0編成を撮影した後は59Aで一路新大阪へと向かいます。途中の関ヶ原から愛知川辺りまでは降り積もった雪がまだ残っており、59Aも線路上に残っている雪を時折巻き上げながら走っていました。
19-3.501A(W9編成): 新大阪07時32分発→岡山08時16分着
 59Aを新大阪で下車した後は、501Aの入線を撮るべく20番線へ。07時16分、定刻にW9編成が21番線へと入線して来ました。
501A →
 乗車前には行先表示や列番表示機と絡めた構図でも501Aを撮影。この501Aは2008年03月15日のダイヤ改正で消滅してしまう列車の1つです。そのため、『のぞみ501号』というのが消滅する前に『501A』という列車番号と絡めた構図だけは撮っておかなくてはと思っていたんですよね。年末年始の新幹線乗り放題の時も501Aには乗りましたが、その時は時間の関係上撮影出来なかったので今回は忘れずに撮っておこうと決めていました。車内では束の間でしたが、500系の旅を楽しんでいました。およそ45分で岡山へと到着。
 岡山で501Aを下車した後は後続の633Aに乗り継ぎ三原へと向かいます。到着までの45分間は撮影計画を練ったりしてゆったり過ごしていました。

19-4.本番前の腕慣らし
 633Aを三原で下車すると、いよいよ本格的に活動を開始します。三原と言えば曲線区間を駆け抜ける上り列車を超望遠で狙うのが一番の醍醐味ですかね。レンズを望遠に付け替えるとすぐにやって来たのがC28編成充当の8Aです。まずは試しに1枚といったところでしょうか。ピントも良い感じに決まってくれ、迫力ある1枚になりました。
8A →
その後15分で続いては9172Aと10Aが立て続けに通過。岡山以西での300系が駅を通過する光景は既に臨時のみでしか見られません。嘗ては当り前だった光景もいつの間にか姿を消している…岡山以西に出向くとそれをつくづくと感じますね。19日も三原で撮影している間にやって来た300系というのはこの9172Aのみでした。500系の『のぞみ』運用撤退の陰で300系も着々と姿を消しつつある訳ですから、こちらも悔いの残らないように追って行きたいものです。


 ↑ 9172A


 ↑ 10A


 ↑ 636A
結果としては、9172Aも10Aも動きのある写真にはなったかな。ただ、肝心のピントがどうも甘い(汗)。次三原に赴いた時こそはきちんと成功させたいなぁ。10A通過後、今度は上1番線にWR編成充当の636Aが入線。0系も2008年秋には完全に引退してしまうので、とにかく1枚でも多く記録に残しておきたいものです。
 上りホームでの撮影を450Aにて終了すると、次は下り側から広角で638Aの入線を撮影。さらに、その後は下り639Aと5Aの並びを迎え撃ちました。こんな感じで本番も決まってくれたら…そう感じた1枚です。


 ↑ 450A


 ↑ 638A


 ↑ 5A & 639A
こうして三原で一通りの活動を終えると、続いては9Aと18Aを狙い撃つべく643Aで東広島へ。
19-5.1分30秒差の上下500系
 東広島では1分30秒差でやって来る9Aと18Aを狙います。また19日の3175Aには全検を終えて営業復帰したばかりのF1編成が入っていたので、こちらも忘れずに捕獲。滞在時間は僅かでしたが、その間にはR62編成もやって来たりと密度の濃いひとときを過ごせました。


 ↑ 9A


 ↑ 18A


 ↑ 642A


 ↑ 3175A
 こうして東広島での撮影を終えると、広島にて11Aに乗り換え、いよいよ決戦の舞台へと出陣。



 
11Aを新山口で下車すると、いよいよそこが決戦の地です。ここでW1編成の出場試運転と500系同士の並びを迎え撃ちました。果たしてその結果はどうだったのでしょうか。ということで、そんな19日後半の決戦の様子を綴ったのが次の『共演編』ですので、そちらの方も引き続いてご覧下さい。

*** 臨戦編 終 ***



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