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続く『奮闘編』は08月15日分の撮影紀行です。午前中は長岡界隈で、午後は浦佐及び越後湯沢にて活動を繰り広げていました。夏の上越路を駆け抜ける彼らの勇姿をどうぞ御覧下さい。 |
15-1.長岡夏の陣 | |
早朝目を覚ますと、そこには前日とは打って変わって快晴の空模様が広がっていました。14日は陽の光に殆ど恵まれなかっただけあって、朝から気持ちが高鳴ります。当初は越後湯沢で撮影しつつ、昼過ぎには上毛高原へ南下するつもりだったのですが、そんな清々しい晴れ間を見てしまったからには予定を変更するしかありません。大急ぎで身支度を整え、18日も再び長岡方面へと車を走らせました。 |
← 305C |
下り一発目の撮影だったので結構緊張しましたが、結果は無事成功。出鼻を挫かれることなく、ほっと一安心です。とはいえ、のんびりと構えている余裕はありません。305Cの20分後ろに、早くも大本命のM編成充当列車1307Cが迫っていたからです。E1系の定期運用が終了するまでは、朝方の305C(K)・1307C(M)・2309C(P+P)の三本が短時間で違う編成を一気に狙える一番効率の良い時間帯だったんですよね。09時15分過ぎ、徐々に地響きが大きくなってくると、程無くしてM3編成がトンネルから登場。緊張が最高潮に達する中、いよいよ決戦の瞬間を迎えました。 |
1307C → |
奮戦の結果、何とか迎撃に成功です。ここまで出向いた挙げ句鼻切れ写真を土産に…なんてことにならず救われました。駅間を駆け抜けるE1系の勇姿をこうして無事に陽の光の下で捕えることが出来ただけでも行った甲斐があったというものです。 1307C撮影後は立ち位置を変え、新たな構図でゴールデンタイム三本目の2309Cを狙います。ただ、こちらは残念ながら引きつけ過ぎて失敗してしまいました(汗)。まぁ仕方ないかな。それ故、予定を変更してこの場所にもう暫く留まることにし、撮影は延長戦へと突入。20分程待ったところで、東京〜新潟間ノンストップの313Cが射程圏内へと突入して来ました。 |
↑ 313C |
↑ 311C |
今度は無事に手中へ収めることに成功。さらに、その後続の311Cも思い描いた位置で仕留めることが出来ました。時刻は早くも11時。越後湯沢以北は1時間当たりの列車本数が少ないので、数本狙うだけでもあっという間に時間が経ってします。そして、ふと気づけば次のE1系充当列車1317Cの通過予定時刻がおよそ1時間後に迫っているではないですか(汗)。そのため、結局は同じ場所で1317Cも捕獲することになりました。 |
↑ 1317C |
↑ 9705C |
広角のため1307Cを狙った時以上に緊張しましたが、こちらも何とか捕獲成功です。雲量が1307C撮影時よりもかなり増えてしまったことは残念ではあったものの、晴れたら晴れたで光線状態が宜しくない時間ではあったため、結果オーライという感じでしょうか。さらに、15日は1317Cの20分後ろをK42編成充当の臨回が走っていたため、それも逃すことなく狙いました。この時間帯は定期列車だけだと1時間に1本しか通らないので、臨回があって良かったです。そして、このK42編成の一戦で以って長岡夏の陣は終わりを迎え、4時間にも及んだ戦いにも漸く幕が下りたのでした。 |
ところ変わって323Cの到着時刻が近づくと、願いが通じたのか晴れ間の時間が徐々に増えてきてくれました。目まぐるしく変わる天候故に貴重な一本となるだろうと思うと、気合いもここぞとばかりに入ります。時計の針が丁度14時を射す頃、下りホームに列車入線の案内放送が入電。燦々と陽の光が降り注ぐ中、K41編成充当の323Cが下1番線へと入線してきました。 |
↑ 323C |
↑ 9715C |
架線ビームの写り込みが無くて一安心。今は当たり前の光景ですが、200系もE5系の増備によって間もなく引退の時期を迎えるでしょうから、悔いのない一枚に仕上がったかなと思います。さらに、323Cの後ろにはE4系の臨回も走行していたことから、こちらも同様の構図で狙ってみました。上り列車との被りが悔しい点ではあるものの、まぁ曇らなかっただけ良しとしましょう。この9715C、回送列車にしては珍しい浦佐停車のダイヤでした。 15時を過ぎると光線状態もより良い時間帯へと突入。そんな中でやって来たのが、この日限定のゴールデンタイムです。同日は臨運用に絡む臨時回送が15時台半ばに立て続けに設定されており、さらにそれを追い掛けてK47編成が1327Cで迫って来ていたんですよ。 |
1327Cの発車を見送ったところで、15日の浦佐での活動は終了。次の標的である6333Cを越後湯沢で迎え撃つことにし、ホームを後にしました。浦佐の下りホーム東京方は撮影には持って来いなので、また機会を見つけて出向きたいものです。出来れば今度は冬季に赴いてみたいですね。 |
↑ 2枚とも、9725C |
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入線を6333Cと同じ構図で一枚狙い、停車中の様子も一枚。どちらも6333Cに充当されていたM5編成同様満足のいくカットとなりました。機会があれば、大清水TNから飛び出すK47編成も狙ってみたいなぁ。9725Cは越後湯沢で20分近く時間調整を行うダイヤだったことから、私のこの日の活動もこれにて終了。ホームを降りて少し構内を散策した後、翌日の戦いに備えて予約してあった高崎の宿へと向かいました。 |
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15日の一番の収穫はやはり何と言っても前日に叶わなかった沿線での撮影を果たせたことでしょうね。駅間を勇走するE1系を無事手中に収めることが出来、満足なひとときを過ごせました。さて、2012年夏の上信越地方への遠征も残すところあと1日。最終日の16日は朝から高崎及び上毛高原界隈に展開し、鉄路を駆け抜ける列車達を迎え撃ちます。そんな08月16日の活動を綴った次の『決戦編』も是非とも続けて御覧下さいね。 |
*** 奮闘編 終 *** |
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